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最後の南米旅行記⑥~アマゾンでエコ体験~
アマゾン川の玄関口となるのがここマナウス。
どんな小さな町かと思ったら 19世紀末のゴムブームで栄えた大都市だとか。
ゴム生産地としての地位はその後東南アジアに奪われてしまいますが 
現在は一大産業都市・自由貿易港として発展しているそうです。

日本人がブラジルに入植したきっかけとなったゴム産業。
ブームが去ってから残された日本人は 農業などでマナウスの発展に貢献します。
現在では多くの日系人・日系企業がこの地の経済を支えているそうです。
(2010年で マナウスは日本人入植80周年を迎えます)
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上の写真は パリのオペラ座をモデルに造られた アマゾナス劇場
贅の限りを尽くして建てられた劇場では 現在でもオペラやコンサートが開かれています。

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漁港の市場には アマゾンで採れた果物や魚が並びます。
(以下、 ちょっとグロい写真が続きます・・・)
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世界最大の淡水魚 ピラルクー、 アマゾンナマズ ピンタードなど。

市場の突き当たりに見えてきたのが セアザ港
右の写真の小さな船に乗って アマゾン川を目指します(>_<)コワー
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振り返るとセアザ港があんなに遠くに・・・。 写真右は 川の上のガソリンスタンド。
小型の船だと必ずと言っていいほど酔ってしまうわたし。
ガイドさんに 「川は海と違って酔わない」と言われ、 そう思い込むことに。
船は揺れるのに 不思議と酔いません。 暗示にかかりやすいタイプですね(^^;)

ほどなくして 2河川合流点に到着。
港に面しているネグロ川から約10㎞下流に行くと 
ソリモインス川との合流地点にぶつかります。
この2河川が合流するあたりからアマゾン川と呼ばれ、
乾期で約17㎞、雨期で約70㎞、 2河川の境界線が確認できるそうです。
水が混じり合わない原因は 比重と流速の違いだとか。
ネグロ川・・・水温28度、流速毎時3~4㎞、水源はコロンビア、黒色、酸性
ソリモインス川・・・水温22度、流速毎時7~8㎞、水源がペルーで泥を含むため黄土色
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触ってみると 確かに水温が違う!
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船上では こんな簡易なライフジャケットを着させられますが
これをつけていても 川に落ちたら溺れる自信あり・・・です。。。



アマゾン川は世界最大の河川で、
その流域はオーストラリア大陸の面積に匹敵するほど。
ナイル川よりも最長という説もあるそうです。
アマゾン地域の雨期は12~5月にかけてで、
3~7月が高水位期、6月下旬が最大水位となります。
わたしたちが訪れた1月は 降水量が増え 川の水位が上がり始めた頃。
(この時期 川の向こう岸までは約5㎞だとか)
水位が高い方が船で奥地に進めるので ベストシーズンと言えそうです。

合流点を過ぎて対岸をしばらく進んだ辺りで ガイドさんが
「ちょっと散策してみますか」と。 プチ・ジャングルの奥には民家や畑がありました。
雨季の増水に備えて 木の陸橋があったり 住居も高床式で造られています。
矢印は増水の跡。 雨期には8~10m水位が上昇します。)
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樹にぶら下がっているのは カカオの実。
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散策途中から2匹のワンちゃんが参加。 
近所の家の飼い犬なのかな、 人によく慣れています。
2匹で遊びながらも ジャングルの中を案内してくれました。
ガイドさん曰く、 ヘビなど人に危険な動物がいると知らせてくれるとか。
おかげで安心して歩けたよ。 ありがとうね~♥
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樹齢ウン百年のありがたそうな樹木。 ワンちゃんのサイズからも大きさがわかりますね。最後の南米旅行記⑥~アマゾンでエコ体験~_d0089995_5435291.jpg最後の南米旅行記⑥~アマゾンでエコ体験~_d0089995_544770.jpg
蓮の池の辺りにはワニがいることもあるそうです。


再び船に乗り、アマゾン・リバーサイド・ホテルに到着。 ここで2泊お世話になります。
マナウスの日系旅行会社が運営しているジャングルロッジは2002年オープン。
アマゾン川本流に面している 数少ないホテルの一つです。
全てのツアーに日本語ガイドさんが同行してくれるほか、 
食事はアマゾンの郷土料理を和風にアレンジしていて 日本人にはありがたいです。
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最後の南米旅行記⑥~アマゾンでエコ体験~_d0089995_5513674.jpgホテルの部屋はシンプルで小奇麗。
蚊取り線香も借りられ、想像以上に快適。
部屋付きのシャワーは 夕食前の
決められた時間のみ温水が出ます。
クーラーはないけど 
天井のファンで充分涼しい。
(旦那さんは暑苦しそうですが・・・)
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ホテルでの昼食。 もっとすごい(ひどい)ものを想像していたのですが
意外と食べられそうなものがあり 味も普通に美味しい!
ここへ来るまで肉食生活だったので お魚とフルーツ生活がありがたく感じられました。
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★毎食レストランから見えるアマゾン川が何よりのご馳走です★

午後、ゴム採取見学へ。 
70歳過ぎのおじいちゃんがかつてのゴム採取の様子を教えてくれます。
ゴムもすごいけど おじいちゃんのお腹のお肉も立派なものです!
(ゴム採取の過程は写真にてご確認ください)
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出来上がったゴムボールで現地の子供達はサッカーをして遊んだそうです。


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民家の近くで サルのイザベラにバナナをあげます。
旦那さんはガイドさんと一緒にエサをあげていたけど 
日光でお土産を奪われたトラウマから サル全般が苦手なわたし。。。
バナナの皮はちゃんと捨てているところを動画に収めました。
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14時半頃ホテルを出発、 ラーゴ・ド・レイにてピラニア釣り。
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ピラニアは一年中釣れますが 乾期の方が「入れ食い」だとか。
雨期だと河川が広範囲になり 群れるポイントが特定できないようです。
釣り初体験のわたし。 せめて一匹でも釣って帰りたいなぁ。
竹竿についた釣り糸に 生の牛肉をつけて ポチャッとするだけ。
ピラニア釣りの独特の方法として 糸を垂らす前に 竹竿でバシャバシャ水面を叩くと
動物か何かが溺れているように思ったピラニアが寄ってくるのだとか。
(普通の釣りでは考えられない荒技ですね・・・)
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最初に釣れたのはわたし! ビギナーズラックだわ!!
釣り糸の垂らし方もいい加減なのに 2匹、3匹と釣れていきます。
釣ったはいいけど 鋭い歯が怖くて 針を外すのはガイドさんにお願い。
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アマゾン川の水温が高いため 糸に垂らした牛肉がしゃぶしゃぶ状態で赤→白に変色。 
赤く血の臭いがした肉ではないとピラニアが寄ってこないので白くなったら交換します。
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小学校時代釣り部の部長だった旦那様、 最後にすさまじい追い上げを見せて
結局 旦那様4匹、わたしは3匹の収穫でした。
(ピラニアブランカ、ピラニアカショーホウ、ピラニアムクーラ、ピラニアパクーなど)
1匹も釣れないときもあるって聞いていたので どうなることかと思ったけど
短時間で結構釣れたし 予想外にすごく楽しめました~(*^_^*)♪

18時頃 夕陽を見に デッキへ。
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雨季のため日中小雨が降っていましたが 太陽がちょこっと顔を出してくれました。
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いつもならお菓子を食べて調整するわたしも 夕食まで我慢我慢。。。
おかげでヘルシーな食事もとっても美味しく感じました。
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わたしたちが釣ったピラニアを特別に調理してもらいます。 
正直 小骨が多くて食べづらく 食べられるところが少ない。
肉食なのに太らないなんてある意味羨ましい???
旦那さんがブエノスから持ち込んだワイン(マルベック)とともに。。。
(ピラニアとマリアージュします?!)

翌日もいろんな体験が待っています。 
虫の音を聞きながら早めに就寝(-_-)zzz
by pon-ny | 2010-06-19 11:03 | Travel (ブラジル)
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